築30〜40年の木造の中古住宅は現在の新築住宅に比べて断熱性能、耐震性能が劣っています。耐震性は1995年に起きた阪神淡路大震災の時倒壊した建物の多くが建築基準法の新耐震基準(1981年改正)前の建物が多かった事から現在耐震化を図るよう国も力をいれており、多くの人が使う建築物の所有者に対しては耐震改修の義務付がされています。また経年劣化もあります。屋根の板金が腐食していたり、すが漏れがあったり、壁内結露で柱や梁が腐っていたり、白アリなどの侵入により土台が腐っていたりすると建物の耐震性はもっとさがります。
断熱性能も築30〜40年の中古住宅は断熱材の量も少ないですし、おさまりも現在の新築より劣っています。
冬場現在の新築の室温まで温めるには約1.7倍くらいの化石燃料を使います。
このような中古住宅の建物の状況をまずは現地確認をし、劣化状況をまとめます。それをもとにソフトな
どを使って現在の建物の耐震、断熱の状況を書類化します。
現場調査:外部
現場調査:内部
ソフトによる書類作成